●目次
HTMLファイルにCSSを読み込むための基本的な方法と、その接続方法について解説します。
初心者の方でも簡単に理解できるよう、環境構築の手順も紹介します。
CSSをHTMLに読み込む3つの方法
CSSをHTMLに適用するには、以下の3つの方法があります。それぞれの特徴を理解し、用途に応じて使い分けましょう。
- インラインCSS
- 内部スタイルシート
- 外部スタイルシート
インラインCSSで読み込む!
インラインCSSは、HTML要素内に直接スタイルを記述する方法です。HTMLタグの中にstyle
属性を使用してスタイルを設定します。簡単にスタイルを変更できるメリットがありますが、保守性が低く、大規模なプロジェクトには向いていません。
例:
HTML
<p style="color: red;">これは赤色のテキストです。</p>
インラインCSSは、特定の1つの要素に対してスタイルを適用する場合に有効です。しかし、同じスタイルを複数の要素に適用するには非効率です。
内部スタイルシート
内部スタイルシートは、HTML文書内の<head>
タグの中に<style>
タグを使ってCSSを記述する方法です。この方法は、1つのHTMLファイルに対してスタイルを適用する場合に有効です。中規模のプロジェクトや特定のページだけにスタイルを適用したいときに便利です。
例:
HTML
<head>
<style>
p {
color: blue;
}
</style>
</head>
<body>
<p>これは青色のテキストです。</p>
</body>
内部スタイルシートは、HTMLファイルとCSSが一体化しているため、ファイルの管理が簡単ですが、複数のページに同じスタイルを適用したい場合は、毎回同じスタイルを記述する必要があり、非効率です。
外部スタイルシート
外部スタイルシートは、スタイルを別のCSSファイルに記述し、それをHTMLにリンクする方法です。この方法は最も推奨される方法で、大規模なウェブサイトや複数のページに一貫したスタイルを適用するのに最適です。
外部スタイルシートは、<link>
タグを使ってHTMLの<head>
セクションに接続します。
HTML
<head>
<link rel="stylesheet" href="styles.css">
</head>
<body>
<p>これは緑色のテキストです。</p>
</body>
CSS
p {
color: green;
}
ディレクトリ構成
project-root/
│
├── index.html
├── about.html
└── css/
└── styles.css
まとめ
CSSをHTMLに接続する方法は、インライン、内部、外部の3つがあります。ウェブサイトの規模や管理のしやすさに応じて、適切な方法を選択することが重要です。特に外部スタイルシートは、効率的かつスケーラブルなサイト運営に適しているため、初心者から上級者まで幅広く利用されています。