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WordPressは、世界中で最も利用されているコンテンツ管理システム(CMS)です。初めてウェブサイトを作る人でも、ノーコードでサイトを構築できる点が魅力です。
この記事では、WordPressの基本的な概要と、オリジナルテーマ開発の魅力を初心者向けに解説します。
WordPressとは?
WordPressは、初心者からプロまで幅広く使われているCMSです。
ノーコードでウェブサイトを構築できるため、HTMLやCSS、PHPなどのプログラミング知識がなくても、サイトを簡単に作成できます。
たとえば、WordPressの「テーマ」と「プラグイン」という機能を活用すれば、ボタン一つでサイトの外観や機能を簡単にカスタマイズできます。
- テーマ:
テーマは、サイトの見た目を一括で変更できるデザインテンプレートです。数千種類の無料・有料テーマが公開されており、それらをインストールするだけで、プロフェッショナルなデザインのサイトをすぐに立ち上げることができます。 - プラグイン:
機能を追加するための拡張ツールです。たとえば、お問い合わせフォームの追加や、SEO対策をサポートするツールなどがあります。
ノーコードでのサイト構築
WordPressの最大の利点は、ノーコードでウェブサイトが作れることです。管理画面からテーマを選んでインストールし、ドラッグ&ドロップの操作だけでページを作成できます。
記事の投稿や画像の追加も、直感的なインターフェースで簡単に行えます。
WordPressは2種類バージョンがある!!
1. WordPress.com
WordPress.comは、WordPressの公式サイトで提供されているサービスで、ホスティングがすでに用意されています。ユーザーはアカウントを作成して、すぐにブログやサイトを始めることができます。無料プランから有料プランまであり、サーバー管理やセキュリティ対策などが自動的に行われるため、技術的な管理の手間をかけずにサイト運営が可能です。
- メリット:
- ホスティングの設定不要
- 無料プランがある
- サイトのメンテナンスやセキュリティが自動で管理される
- デメリット:
- カスタマイズの自由度が限られている
- 独自ドメインの使用には有料プランが必要
2. WordPress.org *推奨
WordPress.orgは、ソフトウェア自体をダウンロードして、自分でサーバーにインストールするタイプです。
こちらのバージョンは、カスタマイズの自由度が非常に高く、自分だけのオリジナルなサイトを作成したい人や、ビジネスサイトを運営したい人に向いています。
ホスティング、ドメイン、セキュリティなどは自分で管理する必要がありますが、その分、あらゆる部分を自分でコントロールできる点が魅力です。
- メリット:
- カスタマイズの自由度が高い
- プラグインやテーマを無制限に使える
- オリジナルテーマの開発ができる
- デメリット:
- 自分でセキュリティやメンテナンスを行う必要がある
- サーバーやドメインの契約が必要
WordPressオリジナルテーマ開発とは?
WordPressのサイトデザインや機能を独自にカスタマイズしたテーマを作成することを指します。
通常の既存テーマでは実現できない特別なデザインや機能を実装したい場合、オリジナルテーマを開発することで、完全に自由な形でサイトを作り上げることが可能です。
デフォルトテーマではTwenty TwentyのThemeが表示されますが、
それらを使用せずにオリジナルのテーマを開発します!
オリジナルテーマ開発のメリット
- 学習とスキル向上:
PHPやHTML、CSS、JavaScriptのスキルを向上させるチャンスでもあり、WordPressの内部構造やテンプレート階層を深く理解できる。 - 完全カスタマイズ可能:
デザイン、レイアウト、機能を自由に構築でき、クライアントやプロジェクトのニーズに合わせたサイトを作成可能。 - 軽量化と最適化:
必要なコードや機能のみを組み込むことで、ページの読み込み速度やSEO対策の向上が図れる。 - 独自のブランド性:
他のサイトと異なるユニークな外観を持つサイトを構築でき、ブランドの個性を表現しやすい。
WordPressオリジナルテーマ開発に必要なスキルや技術
- HTML(HyperText Markup Language)
- HTMLタグの基本的な使い方
- 要素の階層構造:
<header>
,<main>
,<footer>
などのセマンティックタグを使って、意味のある構造を持つページを作成 - フォームの作成方法:
例えば、検索機能やコメント機能に必要なフォーム要素の作り方
- CSS(Cascading Style Sheets)
- CSSの基本文法:
セレクタ、プロパティ、値の理解 - レスポンシブデザイン:
スマートフォンやタブレットなど、さまざまなデバイスに対応したデザインを作成 - CSSレイアウト:
FlexboxやGridを使ったレイアウトの制御
- CSSの基本文法:
- JavaScript
- 基本的なJavaScriptの構文:
変数、関数、イベントハンドリング - DOM操作:
HTML要素を動的に変更する方法 - AJAX:
非同期通信を行い、ページ全体を再読み込みせずに部分的に更新する技術 - JavaScriptライブラリ:
jQueryなどのライブラリを使って、より簡単に複雑な機能を実装
- 基本的なJavaScriptの構文:
- PHP(Hypertext Preprocessor)
- 基本的なPHPの構文:変数、条件分岐、ループ処理
- PHPでの条件分岐:
if
文を使って、ページの条件に応じて異なる表示を行う
- WordPress
- テンプレートタグ:
WordPress独自の関数を使用して、データベースから投稿情報を取得し表示 - カスタムテンプレートの作成:
カテゴリーやタグごとに異なるテンプレートを作成する技術 - WordPressループ(The Loop):
複数の投稿を繰り返し表示する仕組みを理解 - テンプレート階層:
WordPressがページを表示する際に使用するテンプレートファイルの順序を理解 - テンプレートパーツの再利用:
テンプレートパーツを使って、コードの再利用性を高める - 関数ファイル(functions.php):
テーマ固有の機能を定義し、追加するための場所 - WordPressフック(アクションフック・フィルターフック):
テーマやプラグインの動作を拡張したり、カスタマイズするために使用する
- テンプレートタグ:
まとめ
WordPressはその柔軟性と拡張性により、非常に多くの場面で利用されているCMSです。オリジナルテーマの開発を通じて、あなたのサイトを独自のデザインにカスタマイズし、他のサイトとの差別化を図りましょう!