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一般的なWebデザイナーとWebエンジニアとは?
Web制作の現場では、WebデザイナーとWebエンジニアの役割が異なる一方で、両者のスキルを身につけることは、特にフルスタックエンジニアを目指す上で非常に価値が高いです。ここではそれぞれの役割と必要なスキルについて詳しく解説します。
Webデザイナー
Webデザイナーは、Webサイトのビジュアル面を担当し、見た目のデザインやユーザーインターフェイス(UI)の設計に特化しています。主な業務は以下の通りです:
- 画像・ロゴ・イラスト
- Adobe PhotoShop
- Adobe Illustrator
- Canva
- ワイヤーフレーム・デザインカンプ
- Adobe XD
- Figma
- コーディング(マークアップ & スタイリング)
- HTMLマークアップ
- CSSスタイリング
- + JSスクリプトの一部
Webエンジニアとは?
Webエンジニアは、WebサイトやWebアプリケーションのバックエンドとフロントエンドの両方に携わるエンジニアです。彼らは主に技術的な面を担当し、Webサイトが正しく動作するようにシステムの設計や構築、プログラミングを行います。主なスキルと業務内容は以下の通りです:
- フロントエンド開発
- HTML5, CSS3, JavaScript
- React, Vue.js, AngularなどのJavaScriptフレームワーク
- Web APIの利用
- バックエンド開発
- サーバーサイド言語(PHP, Node.js, Python, Rubyなど)
- データベース(MySQL, PostgreSQL, MongoDBなど)
- RESTful APIやGraphQLの設計
- サーバー・インフラ管理
- DockerやKubernetesを使ったコンテナ管理
- クラウドサービス(AWS, GCP, Azure)
- セキュリティ、パフォーマンス最適化
Webエンジニアは、Webサイトやアプリケーションが効率的に動作するための基盤を作り上げ、ユーザーが快適に利用できるようにサーバーの設定やデータベースの管理なども行います。
WebデザイナーとWebエンジニア、両方できるとどうなる?
WebデザイナーとWebエンジニアの両方のスキルを持つことで、フルスタックエンジニアとしての市場価値が格段に上がります。以下の点で大きなメリットがあります:
- フロントエンドとバックエンドを繋ぐブリッジとして活躍できる
サイトやアプリケーションの全体像を把握し、デザインと機能の両方をバランス良く組み合わせたWeb制作が可能。 - コスト効率が高い
複数の専門家に依頼することなく、一人でWebサイトのデザインから開発、運用までをカバーできるため、コスト削減に繋がる。 - フリーランスとして独立しやすい
多様なスキルを持つことで、様々なクライアントのニーズに応えることができ、フリーランスとしても活躍しやすくなる。