Roa run dev

JavaScriptのオブジェクトとは?徹底理解!【基本】

●目次

    JavaScriptのオブジェクトは、複数の関連データを1つにまとめて管理できる基本構文です。
    オブジェクトを使うことで、より効率的で見やすいコードを書くことができ、Webアプリ開発やAPIのデータ処理でも頻繁に登場します

    本記事では、JavaScriptのオブジェクトの基本構造からプロパティの操作方法、実用的なコード例まで、初心者でも理解しやすいように詳しく解説します。

    オブジェクトの基本構造

    JavaScriptでの「オブジェクト(object)」は、キー(名前)と値のセット=プロパティを使ってデータを表現する構造です。
    実世界の「人」や「商品」のように、1つのオブジェクトに複数の情報(属性)をまとめることが可能です。

    オブジェクトを使った場合

    • nameagegenderキー(プロパティの名前)
    • "山田"25"male"がそれぞれのキーに対応するです。
    JS
    const person = {
      name: "山田",
      age: 25,
      gender: "male"
    };

    オブジェクトを使わない場合

    オブジェクトを使わない場合、以下のように別々の変数で管理する必要があります

    JS
    const name = "山田";
    const age = 25;
    const gender = "male";

    オブジェクトのプロパティへのアクセス方法

    オブジェクトのプロパティにアクセスする方法には2つあります。

    • ドット記法
    • ブランケット記法

    ドット記法

    キーが文字列リテラルの場合→ドット記法が簡潔

    JS
    console.log(person.name); 
    
    // "山田"

    ブラケット記法

    キーが変数、スペース付き、動的な名前→ブラケット記法が便利

    JS
    console.log(person["age"]); 
    
    // 25

    オブジェクトのプロパティの追加・削除

    プロパティの追加

    オブジェクトに新しいプロパティを追加することもできます。

    JS
    person.address = "東京";
    
    console.log(person.address); 
    
    // "東京"

    プロパティの削除

    プロパティを削除するには、deleteを使います。

    JS
    delete person.gender;
    console.log(person.gender); 
    
    // undefined

    オブジェクトを使った例:簡単なアプリの作成

    たとえば、オブジェクトを使って簡単な「プロフィール管理」アプリを作ることができます。

    • greetというプロパティに関数(メソッド)が設定されています。
    • thisを使うことで、そのオブジェクト自身のプロパティ(nameなど)にアクセスでき、動的に挨拶文を出力します。
    JS
    const user = {
      name: "佐藤",
      age: 30,
      greet: function() {
        console.log(`こんにちは、私は${this.name}です。`);
      }
    };
    
    user.greet(); 
    
    // "こんにちは、私は佐藤です。"

    まとめ

    • オブジェクトはデータの集まりで、キーと値のペアで構成されています。
    • ドット記法ブラケット記法でプロパティにアクセスできます。
    • オブジェクトにデータを追加したり、削除したりすることができ、データ管理が容易になります。

    オブジェクトを理解すると、JavaScriptでより複雑なデータ管理が可能になります。