●目次
React Iconsは、様々なアイコンパックを統一された方法でReactプロジェクトに導入できる便利なライブラリです。
Font AwesomeやMaterial Icons、Ant Design Iconsなど、有名なアイコンセットを一貫したインターフェースで簡単に利用できます。
【1】React Iconsのインストール
まず、ReactプロジェクトにReact Iconsをインストールしましょう。
ターミナルで以下のコマンドを実行します。
npm を使う場合
ターミナル
npm install react-icons --save
Yarn を使う場合
ターミナル
yarn add react-icons
【2】React Iconsの使い方
【2-1】アイコンを選ぶ
使用できるアイコンは公式ページで検索できます。
【2-2】アイコンをインポート
使用したいアイコンをコンポーネントファイルでインポートします。
例えば、Font Awesomeのビールのアイコンを使いたい場合
JS
import { FaBeer } from 'react-icons/fa';
ここで、Fa
はFont Awesomeを示しています。
接頭辞 | アイコンセット |
---|---|
Fa | Font Awesome |
Md | Material Design Icons |
Ai | Ant Design Icons |
Gi | Game Icons |
Bs | Bootstrap Icons |
Io | Ionicons |
【2-3】アイコンの使用
インポートしたアイコンをコンポーネント内で使用します。
JS
import { FaBeer } from 'react-icons/fa';
function App() {
return (
<div>
<h1>乾杯! <FaBeer /></h1>
</div>
);
}
export default App;
このように記述するだけで、「乾杯!」の横にビールのアイコンが表示されます。
【3】アイコンのカスタマイズ
React Icons は、スタイルの変更も簡単です。
【3-1】アイコンのサイズ・色を設定する
size
や color
を直接 props で指定できます。
size
:数値(px)や単位付きの文字列(em, remなど)でサイズを変更color
:CSSで使えるカラー指定(例:red
,#333
,rgba(...)
)
JS
<FaBeer color="goldenrod" size="2em" />
【3-2】アイコンのスタイルを直接設定する
JSX内で style
を使って、任意のCSSプロパティを追加できます。
JS
<FaBeer style={{ marginLeft: '10px', transform: 'rotate(15deg)' }} />
まとめ
React Icons を使えば、複数の有名なアイコンセットを、Reactコンポーネントとして統一的に扱えるため、 UIの整合性を保ちつつ、開発効率を大幅にアップできます。
- インストールは
npm install react-icons
だけ! - JSXで簡単に表示できる
- サイズ・色・回転・余白などのカスタマイズも自由自在
Webアプリやポートフォリオサイトの「ちょっとした装飾」から、「ナビゲーションやSNSボタン」まで幅広く活用できます。
ぜひ、React開発にアイコンの力を取り入れてみましょう!