●目次
Gitは、バージョン管理システムの一つで、ソフトウェア開発を効率的に行うために必要不可欠なツールです。この記事では、Gitのインストール方法と、最初に行うべき初期設定について解説します。
1. Gitのインストール
Macでのインストール
Macには多くの場合、Gitがプリインストールされていますが、最新バージョンでないこともあります。まずは、Gitがインストールされているか確認しましょう。
- Gitのインストール確認
ターミナルを開き、次のコマンドを入力します。
git --version
結果が以下のように表示されたら、Gitはすでにインストールされています。
git version 2.xx.x
もしインストールされていない場合は、Homebrew を使ってインストールできます。
- Homebrewを使用したインストール
brew install git
インストール後、再度バージョンを確認して、インストールが正しく行われたか確認しましょう。
git --version
Windowsでのインストール
Windowsユーザーは、Git for Windows からGitをダウンロードしてインストールする必要があります。
- Git for Windowsのダウンロード
Git for Windowsの公式サイト にアクセスし、インストーラーをダウンロードします。
ダウンロードしたインストーラーを実行し、指示に従ってインストールを進めます。
- インストール確認
インストールが完了したら、コマンドプロンプトまたはPowerShellを開き、以下のコマンドを実行してGitのバージョンを確認します。
git --version
表示されればインストールは完了です。
Linuxでのインストール
Linuxでは、Gitをパッケージマネージャーを使ってインストールします。ディストリビューションごとに異なるコマンドを使用します。
- Ubuntu/Debian系
sudo apt update
sudo apt install git
- Fedora系
sudo dnf install git
インストール後、バージョンを確認します。
git --version
2. Gitの初期設定
インストールが完了したら、次はGitの初期設定を行います。これにより、コミット時にユーザー名やメールアドレスが正しく記録されます。
ユーザー名とメールアドレスの設定
Gitを使用する際には、コミット履歴に誰がどの変更を行ったかを記録するために、ユーザー名とメールアドレスを設定する必要があります。
- ユーザー名の設定
以下のコマンドでユーザー名を設定します。
git config --global user.name "あなたの名前"
- 2-1-2. メールアドレスの設定
次に、GitHubや他のGitサービスで使うメールアドレスを設定します。
git config --global user.email "youremail@example.com"
設定の確認
設定した内容を確認するには、次のコマンドを実行します。
git config --list
結果が以下のように表示されていれば、設定は正しく行われています。
user.name=あなたの名前
user.email=youremail@example.com
テキストエディタの設定
Gitのコミットメッセージを書く際に使うデフォルトのテキストエディタを設定します。例えば、VSCodeを使用する場合は、以下のコマンドを実行します。
git config --global core.editor "code --wait"
カラースキームの設定
Gitの出力結果をわかりやすく表示するために、カラー表示を有効にします。
git config --global color.ui auto
まとめ
ここまでで、Gitのインストールと基本的な初期設定が完了しました。この設定により、Gitを使ったバージョン管理がスムーズに行えるようになります。次は、実際のリポジトリ作成やブランチ管理など、具体的なGit操作に進んでみましょう。
このガイドでは、Gitを初めて使う方でもスムーズにセットアップできるよう、各手順をわかりやすく説明しました。Gitを使い始める上で重要な最初のステップをしっかりと押さえて、今後の開発作業に活かしてください。